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介護職に就くなら知っておきたい、小規模多機能型居宅介護の概要

小規模多機能型居宅介護

2019.7.2

一人ひとりに寄り添った介護

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小規模多機能型居宅介護とは?

小規模多機能型居宅介護とは、同一の事業所が、通所(デイサービス)を中心に、訪問(ホームヘルプ)や泊まり(ショートステイ)を切れ目なく提供する、地域密着型の比較的新しいサービスです。 以前までは、利用者や家族が状況に応じて、その都度利用するサービスを変更しなければなりませんでした。しかし、利用するサービスを変更することは、介護事業所を新たに探さなければならない手間や、慣れた環境から離れることの不安が生じるため、利用者および家族にとって大きな負担となります。そうした負担を解消するために作られたのが、小規模多機能型居宅介護です。

利用条件と費用

小規模多機能型居宅介護の利用条件は、「要介護」「要支援」ともに1以上と認定されていることです。 費用は月額制となっており、通所・訪問・泊まりをどのように組み合わせても、食費や宿泊費以外の料金は定額となっています。 また、事業所は24時間365日利用者の生活を支えているため、休業日を設けていません。登録人数や、通所・泊まりの定員人数は決められていますが、定員人数の枠に収まるようであれば、突発的な利用も可能となっています。

メリット・デメリット

利用者が、小規模多機能型居宅介護を利用することで得られるメリットには、以下のようなものがあります。
・一つの事業所との契約で、通所、訪問、泊まりの全てのサービスを受けることができる
・利用者や家族の状況に応じてサービスを組み合わせられる
・少人数制のため、きめ細かなサービスが期待できる
・サービスが違ってもスタッフは変わらないので、安心感がある
・住み慣れた地域で介護サービスを受けられる

逆に、デメリットとしては以下のようなものがあります。
・事業所専属のケアマネージャーに変更する必要がある
・「このサービスだけ別の事業所にしたい」といった変更ができない
・訪問介護、居宅介護支援、訪問入浴介護、デイサービス、デイケア、ショートステイの介護保険サービスを併用できなくなる

有料老人ホームとの違い

小規模多機能型居宅介護と有料老人ホームの大きな違いは、「在宅介護」か「入所介護」かです。 小規模多機能型居宅介護は、自宅と事業所を行き来しながら、利用者の住み慣れた地域での生活を支援しますが、有料老人ホームは、利用者に施設へ入所してもらい日常生活の支援を行います。 また、小規模多機能型居宅介護事業所は、社会福祉法人や医療法人などによって運営されていますが、有料老人ホームは、民間によって運営されていることがほとんどです。 そのため、経営の視点から利用者のニーズを満たすことに重きを置いており、人員配置や医療設備、看護体制はもちろん、レクリエーションなどの娯楽も充実させている施設が多い傾向にあります。 有料老人ホームの利用条件は、施設によって異なりますが、概ね60歳以上であれば、自立者から要介護者まで幅広く受け入れているようです。費用も、施設によって異なりますが、入居一時金がかかる場合があり、毎月の利用料も、公的な施設と比べると高額になっています。

サイトについて

サイトについて

当WEBサイトの管理人は以前は別の仕事していたのですが、面白そうだしやりがいもありそうだと思って介護の仕事に転職しました。しかし希望にあふれたスタートであったものの、準備不足から初出勤以降苦い思いも何度か経験したため、同じような失敗をしてしまう方を減らすために当WEBサイトを作成しました。何かご意見ご要望などあれば【当WEBサイトメールフォーム】までご連絡ください。

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